1930年代ル・モン・ランジのアトリエコートです。正直、ここまで“30sらしさ”が濃厚に残った個体は滅多に出ません。着るだけで時代の空気が立ち上がるレベルです。
ポケットは30年代特有の、縁の中心が鋭く尖ったデザイン。裏ポケット・内ポケットも当時らしい小ぶりな縁で、現行では絶対出せないディテール感。ボタンは全て異なるパーツで構成されており、緑ナット、黒ナット、ウッド、茶ウッドと、まるで当時の工房の匂いが残ったような“拾い集めたボタン”の雰囲気が最高です。
最上部のボタンホールを閉じれば首元まで覆う30s独特の高襟スタイル、開ければ軽やかなアトリエ、襟を立てればカバーオール風と、三通りに表情が変わる珍しい仕様。コート自体がストーリーを語ってくれるような一着です。
袖・肘・ポケット周りにはしっかりとダーニングが入り、まさに“生きた新品”。両袖裏と左肘に小穴、ポケットにも小さな穴がありますが、着用に支障はありません。むしろこのダメージが30sフレンチ特有の迫力を引き上げています。
シルエットは驚くほど美しく、身幅はタイト、丈は長く、自然なAラインが出ます。バナナスリーブが腕に沿い、立体的なラインに。ベルトループ付きで、レザーベルトで締めるとウエストが絞られ、当時の職人の佇まいのようなドラマティックなシルエットに変化します。深めのセンターベントが風を受けて揺れる姿も圧巻です。
【サイズ】
肩幅40.5／身幅52／着丈116／袖丈54
希少な30年代の空気をそのまま残した一着です。短期間のみ出品しますので、ぜひお早めに。値下げは多少ご相談ください。
Le Mont Rangis Adolphe Lafont French vintage 30s 1930s Atelier Coat
フレンチワーク ユーロ新品 ワークコート ダーニング 雰囲気 襤褸 退廃
ナットボタン ウッドボタン モールスキン ブラックシャンブレー
バナナスリーブ Aライン シルエット 変形ポケット
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